ASDの私が、小学生の頃一番ショックだった体験

こんにちは。ASDハック(ASDhack_)です。
今日はASDの私が、小学生の頃一番ショックだった体験をお話しようと思います。

目次

どんな出来事だったのか

とある日、私は担任の先生に、放課後に呼び出されました。
そして小一時間ほど目線を合わせる練習をさせられました。
私は一生懸命、先生と目を合わせようと頑張りました。
しかしその間中ずっと、「そこは鼻!!」「そこは先生の後ろ!!」などと怒鳴られ続けました。
先生のあまりの剣幕に、私は泣きながら練習しました。

ASDの特性と怒られた理由

怒られた理由としては、「あなたはなぜ人と目を合わせないのか」ということでした。
しかし今は、ASDの特性として、『人と目を合わせない』ということが知られています。
そして当時、私も人と目線を合わせることができませんでした。
というより、目線を合わせないことが不自然だとは気付いていませんでした。
そんなASDの特性が、先生の目には失礼できちんとコミュニケーションがとれない子だと映ったのかもしれません。

それからどうなったのか

放課後の特別訓練を乗り越えた私は、「人とは絶対に目を合わせて喋らなきゃいけないんだ!!!」という考えに変わっていました。
そして、人と会話する時にはずっと目を合わせるようにしました。
当然ながら、不自然なほど目を合わせることになり、相手にプレッシャーを与えてしまい嫌われていきました。
しかし当時の私は、先生の言った通りにしているのに、なぜ嫌われるのかすらもわかっていませんでした。

学校の先生にお伝えしたいこと

学校の先生へ。
人間は多様な個性を持っています。
それがたとえ、人と目線を合わせないというおかしなことでも、何か理由があるかもしれないと考えてみてください。
そしていきなり怒ったりしないでください。
行動の前に理由があるのならば、その理由に目を向けないと何も解決することはありません。
これから先、私と同じような子供達が、同じ目に合わないように、心からお願い申し上げます。

まとめ/管理人コメント

ASDの私が、小学生の頃一番ショックだった体験、いかがだったでしょうか。
他にもいじめだったり、ショックな出来事はたくさんあります。
しかし私にとっては、上記の体験が今でも忘れられずにいます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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